【藤子・F・不二雄】SF短編漫画「アン子 大いに怒る」のヒロインが萌えだった件【ネタバレ無し】
SF短編コンプリート・ワークス7
「ポストの中の明日」のニ作目、
「アン子 大いに怒る」について紹介します
★ネタバレなし★
普通の女子学生アン子の身の回りで不思議な現象が起き始める。
更に自身が火炙りにされる不吉な夢まで見るようになり、一体、彼女の身に何が起きているのか??
ドキドキしながら読めてこの作品も面白かった!
しかし今回はストーリーではなくヒロイン・アン子の萌えについて語りたい。
アン子は父と二人暮らし。しっかり者だが「不吉な予感」を「フケツな予感」と言ったり、時々言葉を変なふうに間違える愛嬌のある女の子。
父親のことを「大きい坊や」と表現するアン子からは母性の強さを感じる。
母親になってる姿が自然と頭に浮かぶのに、ボーイフレンドはいても彼氏はいないところがどこか清純さを感じる
父は絵本の絵を描く仕事についているが家計はぎりぎり。
そんな父にもアン子は「お父さんはそんなこと気にしなくていいの」と優しく応援している。なんて健気で良い娘なんだろう。優しくておおらかでしっかり者。
そんなアン子を昨今の母性を求めるオタクたちは放っておけないのではないだろうか
そして舞い込んできた怪しい商売の話に、最終的に2000万円を差し出す父に対しても、思い出深い家を担保に入れられてるのに一切罵倒することなく、怒りの矛先は商売を持ち掛けた方に向かう。
そのときアン子本人も予想外の出来事が起こるのだが、、、
アン子の異質性はその予想外の部分というよりむしろ彼女のやさしさや包容力にあるのではないかと個人的に思っている。
絵柄的に最近の萌え系ではないのだけれど、そのキャラクター性によくよく注目してみると、とんでもなく萌え要素が詰まっている。
今一度、アン子の萌えに着目して読んでみることをおすすめしたい。
他にも藤子・F・不二雄のSF短編について感想を書いていきます。ぜひ読んでみてね。