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【藤子・F・不二雄】 SF短編漫画「泣くな!ゆうれい」が感動的なラストだった…!【感想】【ネタバレなし】

 

 

藤子F不二夫のSF短編集コンプリートワークス7巻に収録されている、
「泣くな!ゆうれい!」について紹介したいと思います。

 

 

★ネタバレなし

 

 


■主な登場人物

・洋一
・ゆう子
・いじめっこのゴッド・ファーザー兄弟

・ゆうれい

 

 

■あらすじ

 

ある日、洋一の家にカエルの置物がやってきたのだが実はその置物にはゆうれいが宿っていた!

 

ある一家に恨みをはらしたいが記憶喪失のため敵が分からず200年もの間、成仏できないでいたゆうれい。

 

そんなゆうれいに「かわいそうなゆうちゃん」と同情する洋一の友人のゆう子。

 

そんなことよりいじめっ子たちをなんとかしたい洋一。

 

恨みをもっている一家には口をあけたバージョンのカエルの置物があるらしい。

 

それを手がかりに見つかったその一家の正体が実は…!!

 

■感想

 

ゆうれいのキャラがひたすら面白い。

 

ゆうれいなのに全然怖くなくて人情がある。

 

ゴッドファーザーたちの邪悪さとゆうれいの人の良さの対比が更におもしろい。

 

 

 

200年間も暗闇をさまようってどんな気持ちだろう?

 

精神的にかなり病んでしまうと思うのだけれど、このゆうれいは喜怒哀楽がはっきりしていて見ていて楽しい。

 

最後のページでゆうれいが感動的な発言をするのでお見逃しなく…!

 

そういうシーンでは、藤子・F・不二雄先生の優しい眼差しが目に浮かぶようだ…。

藤子・F・不二雄先生の作品は、ひとつひとつのセリフから性格や想いが伝わってきて、しかもコンパクトでテンポがいい。


藤子・F・不二雄先生のこういう優しいセンスが大好きだ。ジーンときてしまう。

ドラえもんを読んでいた小学生の頃は感じなかったことだ。

大人になってもう一度、藤子・F・不二雄作品に触れられて本当によかった。

 

そして新しい発見が他にもあるかもしれない。